モダンテクニックと筋トレ – レッスン編その3|カナダナショナルバレエスクール・サマープログラム

モダンテクニックと筋トレ – レッスン編その3|カナダナショナルバレエスクール・サマープログラム

どうもこんにちは、奴(やっこ)です。

僕は今夏、07/02/2019 ~ 07/26/2019 の約4週間に開催された、カナダナショナルバレエスクールサマープログラムに交換留学生として後半の2週間に出席しました。

オーディションも兼ねているこちらのサマーコース、参加を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ですので、今回は自分の経験を踏まえ、現地での様子を項目ごとに分けて詳しくお伝えしようと思います。

参考にしていただけると嬉しいです。

File5. Modern Technique(コンテンポラリークラス)

Senior Men にとっては、このレッスンが一日の最後の授業でした。

Modern Technique では、具体的な技を習得するのではなく、主にモダン・コンテンポラリーダンスでの柔軟な体の動かし方についての基礎を学ぶ、というものでした。

4週間の内、前半の2週間と後半の2週間とで担当の先生が変わりました。

 

前半の先生は、男性の方でした。

彼の授業は、全身に通っている神経に意識を巡らせることや、体の重心のコントロール目的にしていたと思います。

例えば、目を瞑ったまま体をゆっくりと動かし、腕や足を撫でる空気の質感や温度を感じたり、周囲の音に意識を集中させたりしました

また次のエクササイズでは、反復横跳びのように左右に飛び跳ねて重心の浮かび上がらせ方、移動のさせ方を学びました。

片足だけで立ち、手や足を重心から離れたところへ持っていき自分のバランスの取れる領域について感じ取る訓練などもしました。

授業の最後には、簡単な振り付けも行いました

体の動かし方の感覚を掴むことが重要だったので、難しいことはしませんでした。

ただ、毎回の踊りの際に、漫然と行うのではなく、何か一つ強く意識する物事を設定することが大切でした。

 

後半の教師は、女性の方でした。

彼女のレッスンでは、特に体全体の要所要所同士の関係や、体の動かし方、ひいては表現の方法の種別化を重点に置いていました。

フロアワーク(床と接触しながらの踊り)や、インプロビゼーション(即興の踊り)の多かったのが印象に残っています。

毎回のレッスンで共通のエクササイズを使用しました。ただし、回を追うごとに様々な動きが追加されます。素早く対応する能力が必要です。

フロアワークでは、体を伸ばしたり縮めたり、のけ反ったり丸めたりなど、幅広い動かし方をしました。そうした動きの中では、体のどの部位から動かし始めるのか、という始点に注意を向けることが重要でした。

インプロビゼーションは、フロアワークなどで行うエクササイズの後、そのまま延長として行うことが基本でした。

簡単なインプロの後、教師の合図に従い、自分の今いる形のままで体を硬直させます。そして次には、先生の指定を聞きながら、決められた範囲の中で再びインプロを行います

というのは、「右肘を軽く」という指示の出た場合、肘のみに意識を集め、さも軽くなったように、ヘリウムガスの詰まった風船のように、右肘を浮かび上がらせます。先生のカウントに合わせてその分だけ。

「胸で空間に線を描く」という指示の場合には、また先生のカウントの間だけ、胸を使って宙に大きな図を自由に描きます。

この間、もちろん他の体の部位も一緒に移動したり床に着いたりなどしますが、これらを含めて、体の関係を意識する練習なのだと思います

また他には、体を動かす範囲・大きさを 小→大 や逆に 大→小 へと変化させながらインプロビゼーションを行うこともありました。

レッスンの後半では、スタジオ内を斜めに通過しながら体を様々に動かすことをしました。

床上や立ちながらで行ったような上体の動きを、移動しながら行いました。重心をより広い範囲で移動させながら、一層ダイナミックな、全身を大きく使う練習でした。

この時、とても複雑なカウント(7カウントや5カウントや、あるいは両方を組み合わせたものなど)が使用されるので、高度なリズム感覚が必要とされました。

そして週の終わりには、今までに行った全てのエクササイズを組み合わせて、複雑な長い振り付けをしました。

一つ一つの動きの中で、体のねじれなどの全身の関係を意識すること、また全体の動きに緩急をつけることが大切でした。

File6. Upper Body(筋トレクラス)

シニア男子の為の筋トレクラスです。火曜日、水曜日、金曜日の朝10:00 – 10:30 の間にありました。

担当の先生は、Allegro & Repertoire の時の方です。

先ずはプランクから始めます。両の前腕を床に付け、全身を床と平行に保つ、体幹を鍛える例のやつです。これを大体3分間ほど続けます。

次には、腕立てを様々な格好で行います。仰向けになって腰を腕で浮かして、その腕を曲げたり伸ばしたり――上腕三頭筋を鍛えます。この筋肉は、女性をリフトアップする際に役立つ部位なので、しっかりと鍛えましょう。

うつ伏せの格好で行う通常の腕立て伏せは、20回を4セットに分けて行います。4回とも手のつく位置を変えます。指の方向を体と同じ方向に向けたものと、指先を外側に向けたもの、そして胸の前に両手を集めて腕立てをしたら、最後に指先を内側に向けて行います。

その次は、腹筋を数種類します。両脚と背を床から浮かしながら座骨を支点に上体を捻じったり、壁に両脚を垂直に沿わせて上体を起こしたり、バーに片方の足をかけて体をのけ反らせたり引き起こしたり――。

最後の方に、懸垂もやらされます。握力というのも、女性を持ち上げる上で必要な筋肉なので、必死に堪えてバーにぶら下がり続けましょう。

壁に背を付け、脚はあぐらをかくようにまとめて、バーを握る手・腕だけで全身を持ち上げます。バーの握り方を、外側から握るものと、内側から握るものと分けて、2回行います。その後もう1つ、あぐらの状態で再び体を持ち上げたら、今度は脚を伸ばし、地面と平行な脚のままシスを2回打ち、床に崩れ落ちます。

以上で解放されます。

今日のまとめ

・Modern Technique では実地で使う体の動かし方の基礎を教わる。

・前半の男の先生は、全身に通っている神経に意識を巡らせることや、体の重心のコントロールを重視していた。

・後半の女性の教師は、特に体全体の要所要所同士の関係や、体の動かし方、表現の方法の種別化を重点に置いたレッスンをした。

・Upper Body のクラスでは、主にプランク数種類の腕立て数種類の腹筋運動懸垂をする。