【あらすじ・ネタバレ】スター・ウォーズ 9 を4DXで観た感想
- 2019.12.24
- 雑談

観てきましたとも、スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け。
それもよく動きよく濡れる4DXで。
本作はシリーズ9作品目にして物語の最後となる話だった。
レイを主人公とした3部作の最後でもある。
そのため多くの注目の寄せられている中、
それが完結編としてどんな出来栄えであったか、自分の感想を述べるとともに、
4DXを体験した感想を以下に書こうと思う。
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Contents
あらすじ
場面はライトセイバーを振り回し敵を切り裂くカイロ・レンから始まる。
彼はその地で「ウェイファインダー」なる四角錐の道具を手に入れると、その導きに従い、ある脅威を排除せんと惑星エクセゴルへ向かった。
そこに待ち構えていたのは復活したパルパティーン(これまでのエピソードに君臨していた凶悪なシス)であった!
多くの熱狂的な信奉者を従えるパルパティーンは、膨大な数の艦隊、スター・デストロイヤーを持ち、
「ファイナルオーダー」という計画によって銀河を支配する復讐劇を温めていたのだった。
そして相対したカイロ・レンに「レイを殺せばこれら艦隊をやろう。お前は銀河の支配者になる」と持ち掛けた。
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一方その頃、レイはレイヤの下でジェダイになるための訓練を行っていた。
そこへポーとフィンが帝国軍にいるスパイからの情報を入手し戻ってくる。
情報を基にシスの軍隊への対抗策を相談したレジスタンスは、パルパティーンを打倒すべく、レイたちに惑星エクセゴルへと導くための「ウェイファインダ―」を探すよう命じた。
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フィンとポー、ドロイドたちと出発したレイは、
その旅の途中に自身の過去・出生に関する記憶を少しずつ取り戻してゆく。
また度々共鳴し繋がるカイロ・レンからの暗黒面への誘いによって、次第に彼女の中には暗い運命の姿が影を落とすようになる。
やがて確信へと変わってゆくその姿を幻想し、レイは自分自身に恐怖するのだった――
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レジスタンスはパルパティーンと「ファイナルオーダー」を退け、宇宙を暗黒面の支配から守ることができるのか?
レイは、レンは暗黒面にのまれてしまうのか、闘う勇気を奮い立たせるのか?/
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ストーリーの感想
今までスター・ウォーズでは長い間にわたってレジスタンスと帝国軍との争いを描いてきた。
それは同時にジェダイとシスとの抗争でもあった。
フォースの光あるところに闇あり、と言うようにどちらも表裏一体であり、切っても切り離せない関係性であるために、
決定的な決着がもたらされることはなく、物語の終わりには毎度「戦争はこれからも続くだろう」という予感が残った。
それだけに今回、完結編として物語全体を締めくくるのは相当難しいだろうと予想された。
また界隈が言うように、前回の「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の脚本がこれまでの様々な定型を打ち壊す内容で、それが激しい賛否両論を呼んだこともあり、
今回の監督を任されたJ.J.エイブラムスがそれをどのように修正するのか、と注目が集まってもいた。
とにかくスター・ウォーズを完結させることは難題だった。
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そのため今作においても賛否両論を免れないわけだが、
その中でも自分はこのエピソード9を楽しむことが出来たし、スカイウォーカー家の締めくくりとして素晴らしかったと思う。
まず一つ、完結編を称賛する理由として挙げるのは、ジェダイとシスとの間に一種の決着がつけられたところである。
これまでの作品にて扱われてきた”ジェダイとシス”とは、”スカイウォーカーとパルパティーン”と置き換えることが出来る。
スター・ウォーズは3部作だが、どの章においてもこの二者の関係性をつづったものであったろう。
そして今作の最後に主人公レイが、名前を尋ねられ、「スカイウォーカー」と名乗る。
パルパティーンの血を継ぐ彼女がジェダイとして生きる道を選んだということ。
これこそはスカイウォーカー家がパルパティーンの血を受け入れたことを意味しており、
長くに渡って対立し続けてきたフォースの光と闇とが統合されたということであると解釈できる。
先に述べた通り、今までは”ジェダイとシス”がどちらも交わらず終章していたから、永遠に続く戦争の予感が拭えなかったのだが(むしろその予感が次作への期待を盛り上げていたのだが)、
このようなフォースにおける”スカイウォーカーとパルパティーン”にまつわる物語の終結は、
まさにアナキン、ルークの紡いだ世界を含めたスター・ウォーズの結末にふさわしいのではないだろうか。
暗黒面の血を取り入れ、フォースの融合と安定を実現したスカイウォーカー。
「スカイウォーカーの夜明け」――
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映像の美しさも評価したい。
砂漠でストームトルーパーに追われながら戦闘しているシーンでは色彩豊かな逃亡劇を楽しめたし、
フィンとポーの乗り込むファルコン号が連続ジャンプを行って敵船から逃げ切るシーンでは、宇宙中の様々な空間へ飛び込むのだが、
そうして突如広がる景色のどれもがスター・ウォーズの世界観を彩る美しい場所だった。
スタ・ウォーズにおいてはやはりこのような壮大な世界観が見どころであり、今作でも色々な場面でその舞台設定にこだわっていたように思う。
完結編としての感想は上に述べた通りが、シリーズの続編としても魅力を継承していると感じた。
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一つ気に入らない点を挙げるなら、それはストーリーのご都合主義なところ・ありきたりなところだろう。
これに関してはこれまでもあったことかもしれないが、
例えば宇宙中の味方に呼び掛けて援軍を期待するシーンなどでは「どうせ大丈夫だろう」と予想がついてしまうものだ。
それにレイとシスの最後の戦闘においても、何か巧妙な策略でもって負かしたのではなく、ほとんど力任せのごり押しで勝利したようだった。
もう少し理不尽や絶望があったなら、鑑賞中によりハラハラドキドキすることが出来たのではないかと思う。
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4DXについての感想
自分は前々作「フォースの覚醒」を4DXで鑑賞したので、今回で2回目の体験と言うことになる。
正直この4DXは、スター・ウォーズを鑑賞するためにあるのではないかと思えるほど作品に合致した鑑賞方法だ。
飛行船が激しく飛び回るシーンでは、船体の傾きに合わせて椅子が上下左右に揺れ動く仕様になっており、
まるで自分も宇宙船に乗り込んでいるのではないかという気持ちで映画を楽しむことが出来る。
また砂漠でレイが敵船を待ち受けるシーンでは館内に風が吹き抜け、
「ウェイファインダー」を手に入れようと水しぶきの上がる海の上を渡る場面や雨の降っている場面には、前方の座席から少量の水滴が飛んでくる(座席のボタンでON/OFF可)ので、
その場その場で臨場感にあふれる映画鑑賞が体験できるわけだ。
雷鳴とどろくシーンではフラッシュがあるし、雪の降っているシーンではスクリーン横から紙吹雪が降り注ぐ。
映画体験がもはやアトラクションのようになっていて非常に楽しい。
スター・ウォーズを劇場で見に行くなら、是非とも4DXでの鑑賞をお勧めする。
[こちらのホームページ]から4DXの映画館を探すことができる。
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備考
- 一般料金は3100円
- 妊婦さんや障害をお持ちの方はご利用できない
- 身長100㎝未満の子供は利用できない
総括
久々に都心へ出たということで、少し高級な天丼を食べた。
上は「穴子の天丼」を注文したのだが、思った以上のボリュームで、腹いっぱいになった。
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幼いころから親しんできたスター・ウォーズに今年で幕が下ろされるのには感慨を覚える。
懐古主義のつもりはないけれど、自分としてはやはり、初めに観た「エピソード4・5・6」が傑作だったと思い出される。
今回の最終章を観てまた観たくなった。今度観よう。
ではまた。
よい一日を。
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