オランダ|ザーンセ・スカンスで風車を観覧する

どうもこんにちは、奴(やっこ)です。
オランダといえば、チューリップ、そして風車が浮かびますよね。
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今回は、その巨大な風車の立ち並ぶ様子を見ることができ、
また内部に入ることもできる、牧草地広がるのどかな観光地、
ザーンセ・スカンスについて、3回以上観光に行ったことのある自分が、
どのように回れば最も楽しむことが出来るのか、
風車村の概要の説明とともに紹介したいと思います。

1:営業時間
「案内所」 ― 9:00~17:00
「駐車場とトイレ」 ― 8:00~19:00
「ザーン博物館」 ― 9:00~17:00
「お土産屋さん」 ― 9:00~18:00
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更に詳しく知りたい方は、公式ホームページから確認することが出来ます。
訪問予定日を設定することで、特定の日の営業状況を知ることが出来ます。
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料金に関しても、細かいことは公式ホームページから分かりますが、
村に入って見学するだけなら、なんと無料で出来ます!

2:ザーンセ・スカンスへは何の乗り物で?
ザーンセ・スカンスへのアムステルダムからの行き方は、2種類あり、
鉄道を利用するか、
バス「391」を利用するかです。
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鉄道の場合には、アムステルダム中央駅から、約35分で到着し、
バスの場合には、同じくアムステルダム中央駅から、約50分で到着します。
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このように、鉄道の方が早く着くことが出来ますが、
鉄道で到着した場合には、駅から17分歩かなければなりません。
バスの場合、4分歩けばでザーンセ・スカンスへ入ることが出来ます。
そのため、なるべく歩くことを控えたい方はバスを選択することをお勧めします。
若い人には、元気溌剌な行きを鉄道で、くたびれた帰りをバスで移動するのをお勧めします。
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ちなみに、鉄道とバスでは、ザーンセ・スカンスへの入り口が異なります。
自分は鉄道方面からの景色が好きなので、いつも鉄道を利用して入村しています。
鉄道


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バス


3:ザーンセ・スカンスを回ろう
①全体像を把握し、風車を見て回る編(トイレの位置、風車に登る)
鉄道を降り、道のりに従い歩いていくと、大きな橋を渡ることになります。
それを渡っている最中に見える景色がこちら。

このように、川沿いに風車が立ち並んでいることが分かりますね。
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以下のような村全体のマップが所々に設置されているので、今自分が何番目の風車の近くにいるのか確認してみると面白いです。

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さて村に入るとまず、村の中を細かく流れる用水路に目が行きます。
アムステルダムでも用水路が街を縦断横断していますが、
この村の用水路は草木の合間に慎ましやかに流れているので、
自然な小川を見るような心地で眺めることが出来ます。

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反対側には、昔ながらの造りの背の低い家々が立ち並んでいます。
まるで模型を見ているようで楽しくなります。

今でも実際に人が住んでおり、お洒落な小物類を売っていたり、軽食を販売しているところもあります。
是非どこかへ入って、彼らの生活を感じたり、記念に商品をお買い求めいただくといいと思います。
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そうこうして歩いていきますと、すぐに大きな風車が間近に迫ってまいります。
これらの風車は今現在も風を受けて力強く動いています。

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初めて見たときは、今までの幼い想像と随分異なっていて驚きました。
またこのような巨大なものが風力だけで動かされているということに圧倒されました。
現地に行かれて、偉大な自然と人間の暮らしとを直接的に繋ぐこの機構を一度でもご覧になることをお勧めします。
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先ほどの村全体の地図にもあったように、風車は巨大な川に沿っていくつも連なっています。
それにまた沿って道が続いているので、その上を歩きながら風車の立ち並ぶ風景を順に観覧することが出来ます。
随分と長い道が続いているので、体力の問題から、観光の際には初めに回った方が良いと思い、最初に紹介させていただきました。
村の中心へ戻る場合には来たところを戻る道しかありません。
そのまま直進すると村を出てしまいます。
ですので、最後まで行かず、途中で切り上げて戻ることをしてもいいです。
またこの道を行く際には、「歩道」と「自転車道」を間違えないように注意してください。


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川に沿って道を少し行くと、左方にトイレが現れます。
この村でトイレを使用する場合には、この場を利用するか、飲食店に入るか、という感じです。
いざという時のために場所を覚えておくといいでしょう。

ごみ箱に関しては、村中の所々に配置されています。

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風車のある川方面の反対には、以下のような牧草地が広がっています。
牛が寝そべって草を食んでいる風景を見ることが出来ます。

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これらの大きな風車に入ることもできます。
4.5ユーロの料金が発生しますが、様々な形の歯車が組み合わされ全体が動き、最終的に巨大な石の車輪で染料などの粉を挽いている光景は素晴らしいので、お勧めします。
写真にあるように風車の上部まで登って、辺りを眺望すること置出来ます。
記念写真を撮るのに適しているでしょう。

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これらを巡って満足したら道を引き返し、他の施設の集中している村の中心へと戻ります。
②チーズ工場、チーズ販売所へ行く編
元いたところ、道の始まりのある場所まで戻ってくると、
丁度左側に小さな橋があり、それを超えると、以下のような建物に辿り着きます。

こちらがチーズ工場とチーズ販売店の併設している建物です。
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入り口の向かい側、写真の左手には、柵があり、向こう側にヤギや鶏などが自由に生活しています。
かなり人懐こく、柵に体を擦りつけるように近づいてくるので、間近で観察できます。触ることもできるでしょう。

動物との触れ合いを終えたら、いよいよチーズの匂いのするチーズ販売所へ乗り込みます。
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販売所は下のようになっています。

ここはザーンセ・スカンスでも人気の場所で、常に大勢で賑わっています。
多くの方が美味しいチーズを持ち帰ろうと、様々な種類のものを吟味しているのです。
写真にあるカウンターの上にはチーズとチーズディップが並べられており、
どれも好きに手に取って、ディップして試食することが出来るようになっていました。

本当に多くの種類の美味しいチーズを試すことが出来るので、
是非一度でも試食してみて、気に入ったチーズを購入してみてはどうでしょうか。
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周囲の壁際には、下のようにチーズが並んでいたり、

棚にはチーズに付けて美味しい様々な味のチーズディップが置いてあります。

他にも蜂蜜や、チーズをスライスする際に使う道具なども売っています。
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自分が到着すると、丁度チーズ作りの行程を細かく教えてくれる講演が行われていました。

自分は、ここでの試食で、今までそこまで好きではなかったチーズへの見方が変わりました。
ザーンセ・スカンスへ来たら、まずここを訪れることをお勧めします。
③お腹が空いた編(軽食、昼食)
【軽食】
こうして色々と村を散策していると、疲れもたまり、当然お腹も空きます。
村の中にはサンドイッチなど、様々な軽食が売られていますが、
中でも酪農地帯の観光に欠かせないソフトクリームを紹介します。
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歩いているとよくアイスを片手にしている人を目にします。
皆さん恐らく以下の店舗で買っているでしょう。

場所はといいますと、前述しましたバス方面からの入り口近くであり、
チーズ販売所から、博物館・村の大きな駐車場のある方向に進んで頂ければ見つけることが出来ると思います。
こちらのお店では、ソフトクリームとそれ以外のアイス類の他、コーヒーや小さな菓子類などもお買い求めいただけます。
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問題のアイスクリームはこちら。あまりに美味しそうだったので、危うく写真を撮らずに齧るところでした。

「バニラアイスクリーム」と注文しました。
その他には「チョコレート」「バニラとチョコレートを半々に」というメニューになっていました。
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味は、「バニラ」と言いましても、自分は牛乳のソフトクリームを連想しました。優しい味になっています。
そして脂肪がたっぷり含まれています。一口一口がこってりしていて、とても濃厚でした。
脂肪分の多いものが苦手な方は、2人で一つの注文をするのが良いと思われます。
また不思議とこのソフトクリーム、あまり冷たくを感じないのです。
上の写真の時、気温は20度を下回っていたのですが、それでも美味しくいただくことが出来ました。
寒い日にはコーヒーなどと一緒に食べるのはいかがでしょう。
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【昼食】
先ほどの軽食屋から見える駐車場方面へと更にもう一つ橋をまたいで、
下のような昼食店が2店舗並んでいます。

左側の屋根の茶色の方は、ハンバーガーなどを販売しており、がっつり昼食を取りたい方はそちらをお勧めします。
右の店舗では、オランダで有名な薄型のパンケーキを食べることが出来ます。
ここでは後者を紹介します。
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入ると直ぐに上のように色々な食事が並んでいます。
盆が積んであるので、その上に好きなものを乗せて、会計の所へ持っていき、生産を行うというバイキング形式になっています。
ジュースサーバーやコーヒーサーバー、野菜とハムのはさまったサンドイッチ、ケーキ、地ビールやワイン……
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好きなものを取ったら、会計の行われるカウンターに行きます。
カウンターの上部にはメニュー表がぶら下がっており、
それを見て食べたいトッピングのついたパンケーキを注文します。(勿論、パンケーキを頼まなくても大丈夫です)
「ハム&チーズ」などの昼食向けの甘くないしょっぱいものから、
「アップル&シナモン」などの甘い菓子のようなものまであります。
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注文を終えると、下のような円盤が渡されます。

クレープが出来上がるとこの円盤が音を鳴らしながら震えだすので、
円盤を持ってカウンターまで行くと、注文の品を受け取れます。
混雑しているときは、15分ほど時間がかかることがあります。
コーヒーを飲み、窓の外の風景を眺めながら待ちます。


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受け取ったクレープを食います。「チョコ&クリーム」です。

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ここではトイレを無料で利用することができるので、用を足してから店を出るようにしましょう。
④お土産を買おう編(木靴工房、お土産屋)
【木靴工房】
このザーンセ・スカンスは木靴でも有名です。
その昔、水気の多い地面を踏みしめ、農作業を行う際に長靴のような用途で使っていたそうです。
それら木靴の歴史、製造過程、購入ができるのがこちらの建物。

建物の外には大きな木靴が設置してあり、中に入って記念撮影を取ることが出来ます。

入り口には看板が。

入りましょう。
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扉を抜けると、細長い通路が続いており、両脇に木靴の歴史とともに様々な形の木靴が窓ガラス越しに展示されています。
それらを観覧しながら、その上に歴史を見ながら奥へ進んでいきます。

でっけえミッフィー。耳は割愛。

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通路が終わると、木靴が壁一面に飾り立てられている部屋へと出ます。
それら全てが販売品で、自分の足に合ったサイズのものを買うことが出来ます。
自宅へ買って帰って、少しお洒落なサンダルとして使用するのはどうでしょうか。


その他にも、小さな木靴のキーホルダーなど、木靴に関連したお土産が売っているので、お土産を選ぶ際には、ここで考えてみましょう。
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またチーズ工場と同様に、木靴の製造の過程を、目の前で作って説明してくれます。
機械を利用してどのように木材を削り、靴の形にしていくのか、とても興味深い工程なので、立ち止まって鑑賞するのをお勧めします。
木材の削り切られる音、精巧な木靴へと変わっていく様子は、見ていて心地よいです。

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【お土産屋】
木靴のお店の周辺に、いくつかお土産屋さんがあります。

陶器などの置物から、身に付けるものまで幅広く置いています。
ちなみに自分は帽子を買いました。

ザーンセ・スカンス所以のもの以外に、上のようにオランダを象徴するマークや文字の書かれた品もあるので、
オランダ全体のお土産をここで考えることが出来ます。
良いお買い物をしましょう。
⑤好きなように村を歩き回る編
以上で、自分のお勧めルートは終了となります。
後は、もう帰ろうとなるまで、村の隅々まで歩いて細かい発見をしてください。
整備された場所以外にも、何か新鮮な体験を得ることが出来るでしょう。
謎の遊具たち↓↓

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今回、自分はあまりお金を使わない楽しみ方を紹介しましたが、
勿論これら以外にも様々な施設、サービスが行われています。船に乗ったりとか。
詳しい概要につきましては、こちらの公式ホームページをご覧ください。(https://www.dezaanseschans.nl/en/)
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それではさよならザーンセ・スカンス。

皆様の旅が楽しいものになるよう、願っております。

今回のまとめ
・ザーンセ・スカンスへは、「鉄道」と「バス 591」を利用していくことが出来る。(バスの方が時間がかかるが、歩く距離は短くなる)
・ザーンセ・スカンスでは、大きな川沿いに沢山の風車が並んでいる。
・牧草地には、やぎ、羊、牛、鶏などの様々な動物が平和に暮らしている。
・チーズ販売所に行くべし。
・木靴工房ではオランダで有名な木靴を詳しく知ることが出来る。
・オランダ特有のパンケーキを昼食に食べよう。
・お土産を買って帰ろう。
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【観光ルート】 ①風車を見て回る ⇒ ②チーズ工場へ行く ⇒ ③食事する ⇒ ④お土産を買う
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