アムステルダム国立美術館へ行く!

どうもこんにちは、奴(やっこ)です。
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アムステルダム国立美術館へ行って参りました。
オランダは、レンブラント、ゴッホなど名だたる巨匠を育んだ都市であります。
ですので、絵画に対する人々の関心も高く、
その国立美術館は世界的に有名です。
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今回は、アムステルダム国立美術館の歴史の概要を紹介するとともに、
館外や館内の様子、建物内の地図、
代表的ないくつかの作品について、紹介したいと思います。
1:美術館情報
開館時間 | 毎日 午前9:00 ~ 午後5:00
入館料金 | 18歳未満 – 無料 一般 – 20ユーロ(ただしオンラインだと19ユーロ)
2:国立美術館の歴史

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国立美術館は、1800年に初めて開館しました。1800年の5月31日。驚くほど昔のことですね。ナポレオンが幅を利かせていた時代です。
当時はアムステルダムではなく、ハーグのハウステンボスに開かれていたそうです。
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それから8年経った、1808年に、新しい王であるルイ・ナポレオンの命令により、コレクションたちはアムステルダムへと移動し、
そして同時にアムステルダムが首都と決定されました。
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しかしその後1813年には、ウィリアム1世が王になり、
そうして博物館は、クローブニェスブルグヴァルの街の宮殿、トリッペンハウスへと再び移されます。
これにより、芸術作品が貴族のものとして扱われ、国民から隔てられたと考えられます。
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とはいえ実際の所、トリッペンハウスは博物館に適していませんでした。
また市民たちによる本当の国立美術館を望む声から、
1876年にようやく美術館の建築作業がアムステルダムに開始されたのでした。
上の写真の美術館は、幾度かの拡張工事があったとはいえ、
ほとんど、当時に設計され、建築された建物を保持しています。
建造物としても、歴史ある立派な外装となっております。
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〇1885年に、正式にアムステルダム国立美術館はオープンしました。
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以降は、1950年代に、アジアのコレクションを収集し、アジア美術部門が設立されたり、
1970年代には、訪問者の数が過去最高の年間150万人に達しました。
3:美術館へ入る
①建物の外観とその周辺
美術館へ向かって歩いて近づくと、トンネルの入り口のような場所があります。
この中に、美術館への入り口があります。

こちらのトンネルは、建物の反対側までつながっており、
中央には自転車が勢いよく往来しているので、脇の入り口から入って歩道を歩くようにしましょう。

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しばらく薄暗い中を歩くと、左右に回転扉を見つけられます。
こちらが美術館内への出入り口になります。
両脇にありますが、どちらから入っても構いません。

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ちなみに、この道を抜けて、振り返ると、
美術館の裏側はこうなっています。

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写真の右手前の柵の向こうには、噴水のついた庭園があり、草木の間を縫うように散歩が出来るようになっています。
椅子も据え付けてあるため、歩き疲れた時には、ここで休憩するのもいいかもしれません。

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さて、美術館の裏側は、美術館を背にすると、広い公園が広がっています。
青い芝生や並木道のある部分や、遊具、バスケットボールコートなどもあります。
そして公園の淵には、下のように様々な露店が並んでいて、
ホットドックやハンバーガー、アイスクリームやコーヒーなどを購入して、その場の椅子に腰かけて食事することが出来ます。

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このように、美術館に入館しない場合でも、周辺の公園などで非常にリラックスができますので、
観光スポットとしてお勧めです。ぜひ訪れてください。
②チケットを入手して入館する
例の回転扉から入って、階段を降りると、下のような広場があります。

この視点の真後ろにチケット売り場があります。
現金払い、カード払いどちらも出来ますが、
窓口のいくつかはカード払いのみを受け付けています。VISAカードは使えます。
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「先も述べた通り、18歳未満の人は無料でチケットを受け取り入館できます」
証明のために、パスポートやIDなどを持っていきましょう。
「それ以外の一般の方は、20ユーロになります」
ただ、オンラインで予約をし、あらかじめバーコードを受け取っていると、
19ユーロになります。
予約は以下のページから行ってください↓↓
https://www.rijksmuseum.nl/en/tickets/articles
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これがチケットです。

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色々な場所から作品の展示されている場所に入ることが出来ます。
0階から見るもよし、一段上がって1階から見ることもできます。
それぞれの入り口に係員が立っているので、その方に入手したチケットを提示して、バーコードを読み取ってもらいます。
そうして中に入ります。
また、一度出てしまうと、もう同じチケットでは中に入れなくなってしまうので、注意が必要です。
4:館内の様子
①館内の地図
チケットと一緒に下のような地図を渡されます。

中には、各階ごとの有名作品が載っているので、
読めば、大体どこに何があるのかを事前に知ることが出来ます。
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階ごとの地図が載っています。
下の通り、部屋ごとに番号が割り振られているので、順路通りに進みたい方はこの地図を見ながら歩くようにするといいでしょう。
地図以外には、順路の矢印などは見受けられませんでした。
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一部屋の中にも多くの作品が展示されているので、
全てを見て回るには、3時間以上必要かと思われます。
有名な作品は押さえておきたいですね。
②館内の風景
荘厳な内装が、作品を一層引き立たせていると感じました。
例えば2階の壁面には、至る所にこのような壁画が書き込まれています。

天井にも。

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また、ステンドグラスも太陽光を受けて色とりどりに輝いて見えます。


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展覧場所は、質素な壁色の場合もありますが、
この美術館のイチオシ、レンブラントの「夜警」のある2階は、
内部構造が中世の様式を取り入れた厳かな造りになっています。

中央の通路の両脇に、いくつかの小部屋があり、そこへ作品が展示されています。

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所々の部屋の隅に、下のような大きなカードを束ねている場所があります。

このカードには、作品の詳しい説明が書かれています。
興味の沸いた絵画に関するカードを取って、それを読みながら作品を鑑賞すると良いでしょう。

5:主な作品たち
アムステルダム国立美術館といえば、この作品。
レンブラント・ファン・レイン作の「夜警」。

この日は生憎、修復作業を行っていたため、全体を捉えることはできませんでした。
この作品といえば、当初はこのような暗い仕上がりにするつもりはなかったという逸話を聞いたことがあります。
しかし色塗りを重ねるうちにますます暗い印象の絵になってしまい、そうしてだからその後で「夜警」と名付けたというのです。
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こちらは、ヨハネス・フェルメール作の「牛乳を注ぐ女」。

フェルメールといえば、「真珠の耳飾りの少女」も有名ですね。
その作品ではターバンがそうなのですが、フェルメールの絵は、青色の布生地の描写が特別目につきますね。
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絵画の他にも立体的な作品が展示されています。
例えば下のような小部屋に生活する人形たちや、

透き通るような色の滑らかな表面の陶器、

古く大きく豪奢な浅薄模型、

また線一つ一つが丁寧に織り込まれている緻密なタペストリー。

こうして写真越しに見るだけでも、それぞれの作品から並々ならない風格が感じられますね。
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アジアの芸術作品も展示していました。

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屏風や木造などの日本文化を展示するコーナーも設けられていました。


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そして驚いたことに、古く威厳のあるこれらの書物もまた、価値あるものであるらしく、
本が所狭しと棚に押し込められている様子を鑑賞することもしました。
実際に学生が今尚使用しているようでした。


6:鑑賞の後
鑑賞が終わり、作品たちの間から外へ出たら、例の広場に戻ります。
下の写真の通り、上階にはカフェテリアが、下へ潜るとお土産屋さんがあります。

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一度このカフェテリアで食事したことがあるのですが、
品のある盛り付けと、繊細な味がとてもよかったと感覚的に覚えています。

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最後には、お土産屋さんに寄って、自分の気に行った商品を買って帰りましょう。

今日のまとめ
・開館時間は、午前9:00~午後5:00の間である。
・アムステルダム国立美術館は、18歳未満の方は無料で入館でき、一般のチケット料金は20ユーロである。
・オンラインで入館を予約すると、19ユーロになる。
・国立美術館の周囲にも、気持ちを落ち着かせたり、思い切り遊ぶことが出来る公園が広がっている。
・絵画に留まらず、様々な芸術作品を展示している。
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